ドレンボルトは、エンジンオイルやミッション等のオイルを交換する時に、廃油を取り出すところを締めているネジです。
一般には重力で廃油を取り出しますので、車体の下部についているのが普通です。ハーレーの場合には、エンジン本体の下部でマフラーなどの部品に挟まれた手の届きにくいところにあります。
それで、オイル交換をする時には、このドレンボルトを緩めたり締めたりしますが、容易でない場所のネジの取り扱いはなかなか難しく、下手をしますとネジ山を潰してしまうこともあります。
ところが、ハーレーはアメリカのメーカーのバイクです。それで使われている部品、特にネジ類は、日本で一般に使われているイギリスインチのものと異なりアメリカインチという規格のものを使っています。このような事情からネジ山を潰してしまったような場合には、一般の店で代わりの品を手に入れるのは難しくなります。従いまして、ハーレーのドレンボルトなどのネジ類はあらかじめ予備のものを用意しておくといざという時に慌てないで済みます。